PARADOX - NOTE
考察サイト「PARADOX」管理人、KEIYAによる雑記Blogです。
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■サムライうさぎ
新連載の作品。ちょっと俺に語らせろ(,,゚Д゚)

心地いい読後感があった。道場で頭をガードするシーンはハゲるのを恐れている=父親のハゲ→海苔ちょんまげ→死が伏線。兄の蝿事件と併せて冒頭のモノローグに使われており、「こいつは何を言っているんだ?」という疑問を徐々に解消していくという構成が上手い。どちらも体面を過剰に重んじるサムライ社会への不満という文脈で描かれたもので、少年漫画の軽快さがありながら主人公の動機・作品のテーマに直結している。

夜鳴きそばのほおかむり、昼に食うそばも同じ。見栄の仮面を脱ぎ捨てるという変化を表しており、妻の人間性を表現するエピソードとしても作用している。シーンの結びつき、伏線としての機能、表現すべき要点が高いレベルで計算されており、素晴らしい。しかも伏線が押しつけがましくなく、自然に読み進められるのが良い。これらは作者の実力が高い証拠。

読み切りのようなまとまりの良さだったけど、今後の方向性が明確に打ち出されており、連載作品としての要素もしっかり満たしている。妻の涙の理由も気になるところだしね。
引っかかった点と言えば、道場の主が「この道場をあげます」みたいな台詞を吐いて行ったこと。主人公の足場になるのだろうか? サムライ社会に根付いた名門道場なんだから、あっさり放棄して逃げてしまうのは不自然だと思った。みすぼらしくても主人公が自力で道場を用意する方が自然なのでは? 今後何らかの理由付けがされていくのかもしれないけどね。この道場主、前半では頼もしいのに、後半では憎まれ役に変化したのが上手かった。しかもテーマに対して軸がぶれていない。お見事。

終盤では気持ちのいいアクションもあったし、すげーレベル高いですよこの漫画。勉強になるなあ。読んでない奴は読め。今すぐ読め。


テーマ:週刊少年ジャンプ感想 - ジャンル:本・雑誌


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